はてだBlog(仮称)

私的なブログど真ん中のつもりでしたが、気づけばWebサイト系のアプリケーション開発周りで感じたこと寄りの自分メモなどをつれづれ述べています。2020年6月現在、Elasticsearch、pandas、CMSなどに関する話題が多めです。...ですが、だんだんとより私的なプログラムのスニペット置き場になりつつあります。ブログで述べている内容は所属組織で販売している製品などに関するものではなく、また所属する組織の見解を代表するものではありません。

言いにくいことを言うあらたな手法

例えばで言うと上司や顧客に対してだが、良くない状況に気づいてもらったり、(ある程度は)正しく理解した上で行動してもらいたい場面がある。

あるいは、文句言うとるあんた自身のせいや!と指摘したいというような場面もある。

無意味な、はたまた根拠にかく前向きな相手に、天然の無理難題をおしつけられそうな場合も、類似のシチュエーションだろう。

これらは言いにくいことを言うというものの一種だとは思う。

きっと誰かが対策に関する知見をまとめてくれているのではと、世間を調べてみると、ウィットの利いた言い方や実のところ相手をとっちめる(まあ、スカッとするので読み物などとしては面白いが)パターン、はたまた相手を意のままにあやつるにはといった自信家の手法についてのまとめや書籍が中心で、意外に思ったようなものが無い(ように思う)。

この手のシーンで何がややこしいかというと、

  • 相手は(本人の姿勢はともかく実質としては)考えることを拒否している。あるいはエアポケットのようにその観点に関する考えが及ばない状況で、素地にかける。
  • 仮に相手に歩み寄りの気持ちと受け皿があっても、良くない状況は多くの場合こんがらがっている状況なので、それ自体まともに理解してもらうのは難しい。
  • 良くない状況は誰しも知りたくないという心理が働く(少なくとも、都合の良い話よりは興味が湧きにくい)
  • そもそも根本原因の一因が相手にあることが多い。はっきり指摘することが難しい何かのハードルが存在する。
  • 今まで理解できなかったことが急に理解できるだろうか。相手が気付けていないなんらかの背景は今この場で氷解できるようなものだろうか。

というように、認知や関心、興味などに欠くありさまだ。

あえてこじつけると、消費者行動モデルでいうAISAS、AIDMA、DECAXなどのポイントが全て欠けた苦しい状況だということ。

関わらなくて済むならお互いにとって平和だ。 

ただしそうもいかないのが大半のケースであろう。

自衛のため・互いの心の平静のためになんらか解決策を見出せばならない

多分、正攻法としては、ロジカルシンキングやその前段の対話(ダイヤログ)による前提合わせ、あるいは共感、傾聴スキルうんたらかんたらで頑張るのだろう。

ただ、このような時、実際のところ、正攻法は通じるのだろうか。

通じないような気がするなあ、あるいはミスマッチな気がする。

少なくとも自分にはそこを突き詰めて実用に転換できるスキルはないなあと思うこともないではない。

と前置きが長くなったが、シンプルで実用的なアプローチ(≒俺でもできる方法)としては、分かりやすい・簡単な言葉を使って相手に察してもらうことかなと今更悟っている次第。

ここで言う、分かりやすい・簡単な言葉は、今回のテーマで言うと、ぐちゃぐちゃしている様をそのまま表しているような単語だ。

そして、このような単語の単語集のパレットを体と頭にを植え付けておき、タイミングよく引き出せるようにする。

引き出せるようにすると言っても、元の単語は日常生活で良く使われるようなものを中心に取り揃えておくので、それほどトレーニングは必要ないだろう。

言葉選びに集中できるし、その方がまさに実用的な気がする。

ストイックな方には反感を買うかもしれないが、自分にはこれが合っている気がする。

単語帳(工事中 2018年10月11日 もう少し充実させたいところ)

悪い様子・良く無い様子/ 例え方・なぞらえ方 なぞらえるのに使い勝手の良い単語、表現
ヒトの体の調子・状態に例える 体調  血圧  動悸  ガン  腫瘍 こぶ 動脈・静脈 脈(脈がない)
煩雑な様子・込み入った様子(自然に例える) 森 茂み 水たまり
落ち込んでいる・ハマっている・抜け出せない様子 谷 崖 らせん 窪み 割れ目
停滞している様子 袋小路 行き止まり 脇道 踏切 渋滞 混雑
行き詰まり・行き止まり、密封されている様子、外出を禁じられているなど息苦しい様子、転じて閉塞感 袋小路 密室 窓のない家 鎖国 昆布結び 立ち入り禁止 ◯◯と◯◯のはさみうち(◯◯はネガティブな何か)
矛盾が発生 そのものずばり「矛盾」が本来はいちばん良い表現だけど、なんでそれが矛盾なのかピンと来ていないというのが実際のところなので別の言い回しを考える。→ 支離滅裂 つじつまが合わない 
良く無いものが重なっている様子 三重苦
小さな傷が全体の調和を崩したり、大きなダメージにつながっている
実力を発揮できないさま 首輪をつけられた 
流れや順序に問題がある様子 一方通行
ずさんな様 ざる 網目 目が荒い... 
ルールや条件に無理がある、閉鎖的な 揶揄した言い方なので乱用に注意→ 作法 しきたり 風習 伝統行事 門外不出
雑用が多い、生産的でない様 、なんらかの押し付け  球拾い
バランスやチームワークが良い様子、安定している状況の反対=悪い様子、不安定な様子 歯車が噛み合う(⇔噛み合っていない) 三方よし 三位一体 人馬一体 片輪走行 片手運転 つりあっていない
ギリギリ、めいいっぱいな様子 自転車操業 つなわたり
実態を伴わない様子、表面をとりつくろっただけの状況 絵に描いたもち 張子の虎 
対立している様子 みつどもえ 
悪くなっていく様子 地盤沈下
策が裏目に出ている、そもそも打ち手が良く無いなど 悪手 無理筋 筋悪
型が良くない
資源が尽きた様子
まわりの環境や外部の、....